再生医療とは?

細胞を培養・増殖し、組織を再生することによって、失われた臓器や器官の治療に役立てる医療のこと。移植手術などの場合は、ドナー不足の問題や拒絶反応の出ることもあるが、組織を再生することによって、以前までは治療が不可能だった難病に対しても柔軟な治療が可能になることが期待されている。すでに、皮膚培養などの面では実用化もされており、歯や角膜などの分野でも研究されている。注目を集めているのは、ES細胞とよばれる胎児の段階での細胞増殖能力だが、倫理性の面から研究に困難がつきまとうことも多い。

また、再生医療は各国の競争が激しい分野なので、研究用の幹細胞バンクの整備などが国をあげてすすめられている。本格的に再生医療の実用化がされるには、あと20年程度の期間がかかるという予測もあるが、めざましく進歩している分野である。最近ではどのような臓器にも成長が可能とされるIPS細胞に注目が集まっており、ES細胞と比較すると、皮膚から作成することが可能なので、倫理的な面での問題は少ないことで期待がかかっている。